CGを描く以前から、もともと、下地を塗り残しながら色を塗っていくのが好きでした。
すっげ簡単ていうからくちんです。
（ドツボにさえはまらなければ＾＾；；）
１．下絵をつくる。（Photoshop4.0）
（１）
私のラフはこのとおりがしゃがしゃの鉛筆画。
Ｂ５の紙をスキャナで２００％位で読み込む。
解像度は７２のままなので、データ量は軽い。
（２）
明るさを調節してゴミを飛ばし、レイヤーを上に１枚足して地の色を塗りつぶす。
それからレイヤーの透明度を調節して画像統合して下絵完成。
地の色や透明度は、描きたい絵の雰囲気に合わせる。暗い絵は暗めに、明るい絵は明るめに。
これは中位。
２．着彩。（Painter5.0）
（１）
クセというか、必ず光の当たるほっぺたから塗り始める＾＾；；
ツールはローディッドオイル（中）。
（２）
鉛筆＜２Ｂ＞ツールで、ラフの線の色で輪郭を描き足していく。
マリアの眼が変だったので、塗りつぶして描き直し。
ここで「いける？」と思ったら描き進む。
（３）
とりあえず後ろにいるマリアから塗っては描き塗っては描き。
マリアの髪を急遽ほどくことにする。
服の色とかはたいてい塗りながら考える。
下絵の線が塗り残って汚いところは消していく。
（４）
人物完成。
レニの足の位置が変だったので、塗りつぶして描き直し。
３．背景処理。（Photoshop＆Painter）
（1）
背景を複製してレイヤーにする。
人物以外の部分を消していく。
大きなところは範囲選択して消去、細かいとこは消しゴムツールで。
一括で消去できれば楽だが、境界線が曖昧なので、ひたすら手作業。
（2）
レイヤーの下の背景をもとの背景色で塗りつぶす。少し濃くor暗くすると、消し残しが見つけやすい。レニの足が小さかったので、投げ縄ツールで切り抜いて拡大。
（３）
背景を描いていく。たいてい一発描き。直線モードにすると床板とか簡単に塗れる。
４．微調整。（Photoshop＆Painter）
（1）
Photoshopのフィルタの照明効果、Painterの表面処理の照明の適用などで、人物と背景それぞれに光を当てる。
背景にはPainterのフォーカスとかかけることも。
たいてい微妙に人物のコントラストが弱いので、すこし強くする。
（2）
画像統合して最後に水を描く。
髪の毛の細かいとこも描き足す。
余分な部分をカットして大きさを整えていちおう完成。
そのあと何度も開いてみては、気になるところをいじる。
だから、この絵とトップの現物はすこうしだけ違います。